函 福 介
平成21年5月18日
各居宅介護支援事業所 管理者 様
各函館市地域包括支援センター 管理者 様 各訪問介護事業所 管理者 様
函館市福祉部介護高齢福祉課長 訪問介護における「散歩同行」について
日頃から介護保険業務にご協力いただき厚くお礼申し上げます。
さて,標記の件につきまして,訪問介護における「散歩同行」は全国的にも不適 切との取り扱いがなされてきたところですが,昨年12月の国会において,厚生 労働省から「訪問介護における散歩の同行については,適切なマネジメントに基づ き,自立支援,日常生活活動の向上の観点から,安全を確保しつつ常時介助でき る状態で行うものについては,利用者の自立した生活の支援に資するものと考え られることから,現行制度においても,介護報酬の算定は可能である。」との見解 が示されたところです。
この見解を踏まえ,本市における「散歩同行」について,別紙の取り扱いとする こととしましたので,今後,適切に取り扱われるようよろしくお願いいたします。
なお,本取り扱いは,平成21年6月1日から適用します。
福祉部介護高齢福祉課 介護サービス担当:深草 TEL 0138-21-3023
函館市における訪問介護の「散歩同行」について
訪問介護における「散歩同行」については,自立支援や日常生活を営むうえで
必要な機能(ADL)の向上の観点から,適切なケアマネジメントに基づき,必 要性がケアプランに位置付けられ,かつ,サービス担当者会議において了承を 得ていることを前提に,安全性を確保しつつ常時介助できる状態にある場合に, 介護報酬の算定を可能とする。
具体的には,次に掲げる要件のすべてを満たす場合に認められることとなる。
① 歩行機能の向上や低下の防止,ひきこもりの解消等のために行われるこ と。
② 居宅周辺や近隣公園などへの短時間の「散歩」であること。
③ 「散歩同行」を位置付けたケアプランについて,短期目標として設定した 期間ごとに,サービスの継続性や必要性,他の介護保険サービスへの移行 に関する検証を行うこと。
④ 通所介護や通所リハビリなどの他の介護サービスを受けていないこと。
⑤ 家族やボランティアなどの支援を受けることが困難であること。 ⑥ 趣味趣向による単なる散歩ではないこと。
※ なお,天候により散歩同行ができなくなった場合は,他の訪問介護サービ スに変更することはできないので注意すること。
【対象となる例】
ひきこもりがちな利用者に対し,適切なマネジメントにおいて,将来「デイサ ービスを利用すること」を長期目標とし,すぐには外出できないため,近くの公 園への散歩からはじめることを短期目標とした。
→自立支援の見守り的援助として算定可能
【対象とならない例】
近所の公園へ行くことを日課としている利用者に対し,「散歩」をケアプラン に位置付けた。
→趣味の範囲であるため算定不可